梨で大阪オンリーワン、販売農家第一人者。

中谷仁大さん なし

(なかたによしひろ / 中谷農園)

  • 南河内
  • JA大阪南
  • なし

コラボが生み出す多様な企画

河内長野4Hクラブ***の会長も務める仁大さん。メンバーと共に、自分たちの野菜や果物、加工品を消費者に直接販売する「軽トラ市」を積極的に開催。

***4Hクラブとは、農業の改良、改善をめざして活動する青年組織。4Hは腕(Hand)、頭(Head)、心(Heart)、健康(Health)の頭文字。

果樹農家と飲食店による「奥河内フルーツラリー」にも参画。地元生産者のイチジク、ブドウ、梨、栗、柿、柑橘系の果樹を素材に、飲食店がメニューを仕立てた。

2018年度は、ケーキ、イタリアン、中華、インド料理店を含め、参加飲食店は37店舗。この中から6店舗のスタンプを集めると、抽選で「奥河内フルーツ&ベジタブル」や「お食事券」が当たるという企画である。

仁大さんはまた、羽曳野市と河内長野市の果樹農家4名(イチジク、ブドウ、ブルーベリー、梨)で結成した「南河内FRUITIST」の一員でもある。このユニットでも、ケーキやコンポート、ジャム、かき氷シロップ、練りこみうどんなど4人の果物を使ったメニュー化や商品化、イベントタイアップを展開している。

おおさかNo-1(のうワン)グランプリ「特別賞」入賞

大阪農業を成長産業化させるために、若手農業者がチャレンジする経営強化プランのコンテストがある。その第2回「おおさかNo-1(のうワン)グランプリ」で、仁大さんは「生の果物を上にのせたパフェのようなフレッシュミックスジュース」企画を発表し、見事「特別賞」を受賞した。

「大阪で梨農家はうちだけなんです、採れたての完熟の梨を食べてもらいたい」。

経営マインドあふれる仁大さんに今後の目標をきいたところ、次の3つをあげてくれた。
1.営業しなくても、お客様が買いにきてくれるくらいのいいものをつくること
2.コラボしてくれる地域の飲食店や仲間を増やすこと
3.農場を集約して作業効率をあげ、休みをつくること

品質~仲間~効率~休み。仁大さんならではの心地よいグルーヴ感。中谷農園の梨が美味しい理由が、ここにあるような気がする。

取材日 2018/9/27

記 事 中塚華奈

写 真 柴田久子

氏名 / ふりがな
中谷仁大 / なかたによしひろ
生年
1983年生まれ(34歳)
農家歴
15年(2003年より就業)
前職 / 出身校
大阪府立農業大学校
組織名
中谷農園
役職
園主
従業員
家族とパートさん
主な生産作物
梨、桃、米
正式な品種名
梨7品種、桃5品種、米1品種
耕地面積
2.6ha(梨1ha、桃60アール、米1ha)
特徴
生産から販売まで自分でやる
理念
完熟で収穫する「もぎたての味覚 山から直送」
JAエリア
JA大阪南
購入方法
中谷農園 直売所
直売所「あすかてくるで」「葉菜の森」
<飲食店> バロン / ケーキ、など多数 : http://patisserie-baron.com/
SNS
Facebook : https://www.facebook.com/oyamada74/
Facebook (個人) : https://www.facebook.com/nakataninouen

中谷農園

大阪府河内長野市小山田町2302-2

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