元トランペッター、ライブハウスからイチゴハウスへ。

福本昌記さん いちご

(ふくもとまさき / いずみ小川いちご農園)

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トランペッターから異色の転身

昌記さんの実家は、野菜の加工業を営む「福本青果」。今、和泉市の有名直売所「葉菜の森」も経営する農業一家に生まれた。農業は身近に感じて育ったが、夢中になったのはトランペットだった。

小学4年生からトランペットを練習。恩師の影響を受けて、ジャズ音楽にのめり込んだ。小中校と演奏を続け、大阪音楽大学のジャズ科に進学。卒業後はロックジャズバンド「モンスターバード」を結成し、プロ裸足のトランペッターとして活躍した腕前である。

観光農園を立ち上げるタイミングで、実家からの要請がありミュージシャンから転身。開業当初から生産の現場に携わり、試行錯誤を重ねて観光農園を盛り上げてきた。

「気になるいちごがあったら、どんどん食べてくださいよ」。サービス精神旺盛なのは、舞台で培ったものなのだろうか。親しみやすい人柄も、オレンジハウスの魅力である。

笑撃、ナイトストロベリー

そんな昌記さんらしい取り組みが、4年前からはじめた「ナイトストロベリー」。シーズン最後の5月、友人たちを中心に集まって夜に開催されるイベントだ。

きっかけは、ふとした思いつき。いちご狩りの最終日が子どもの運動会と重なり、お昼にできないなら夜にしてみては? とひらめいた。SNSで宣伝してみると、予想以上の反応があった。年々、多くの友人が集まるようになり、今では噂を聞きつけて参加する人も多いという。

一年の感謝を込めて披露するのは、和田アキ子ならぬ福本マッ子。この姿で、名曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」をいちごに囲まれて熱唱する。衝撃のビジュアルだが、会場は大盛り上がり。もちろん今年も予定している。

「府内の生産者と協力して、大阪産いちごをブランド化したいという目標があります。が、まずは地元の人に完熟いちごを味わって欲しい」。開業当初からいちごの販売価格(1パック400円から)、いちご狩りの料金(大人1,500円)は据え置き。安心して食べて欲しいとの思いから、これからも値上げするつもりはないと話す。

「やっぱり、喜んでもらってこそやからね」。ライブハウスから、いちごハウスへ舞台は変わっても、みんなを楽しませる気持ちは忘れない。昌記さんは根っからのエンターテイナーであった。

取材日 2019/1/18

記 事 川嶋亜樹

写 真 田村和成

氏名 / ふりがな
福本昌記 / ふくもとまさき
生年
1978年生まれ(40歳)
農家歴
13年(2005年から)
前職 / 出身校
トランペッター / 大阪音楽大学
組織名
いずみ小川いちご農園
役職
代表
従業員
3名(うちパート1名)
主な生産作物
いちご
正式な品種名
紅ほっぺ、とちおとめ、さがほのか、あきひめ、さちのか
耕地面積
11アール
特徴
関西最大級の規模と人気を持つ、いちご観光農園
JAエリア
JAいずみの
購入方法
葉菜の森
いずみ小川いちご農園 売店(12月~5月下旬)
ホームページ
いずみ小川いちご農園 : http://kogawa-ichigo.com/

いずみ小川いちご農園

大阪府和泉市仏並町2043

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