しいたけ狩りにいらっしゃい。

渡邊美広さん しいたけ

(わたなべよしひろ / 高槻しいたけセンター)

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しいたけ狩りに年間1万組

高槻しいたけセンターは、無料で入園できる。予約不要で時間制限もなく、もぎ採った分だけ購入できるシステムがありがたい。100gあたり260円。さっそく美広さんにシイタケの採り方を教えてもらった。「根元をしっかり持って、左右にひねる感じで採ってくださいね!」これは楽しい、あっという間にカゴいっぱいになる。

シイタケの美味しい食べ方も教えていただいた。塩焼き、マヨネーズ焼き、チーズ焼き、三杯酢焼き、しいたけご飯、しいたけハンバーグ、肉詰めといろいろあるが、美広さんが一番好きな食べ方は天ぷら。日本酒、ビール、ワインなんでも合いそうな一品。

もぎ採ったシイタケは、お隣のBBQレストラン「ささゆりの里」に持ち込んで食べることも可能である。おみやげ用の分までその場で食べてしまって、再度しいたけ狩りに来る人もいる。うま味、香り、歯ざわり、どれをとっても一級品の美広さんのシイタケをぜひ味わいに来てほしい。

しいたけ狩りになかなか行けないという方には?

美広さんのシイタケは、ネット通販や大丸心斎橋店、高槻市内のミートモリタ屋でお買い求めいただける。

地下鉄「谷町六丁目」駅徒歩すぐの「ロシア食堂ボーチカ」では、美広さんのシイタケとお野菜が使われていて、「原木シイタケのオイル漬けと野菜ピクルス」が人気。ロシア語でも英語でもフランス語でもシイタケは「シイタケ」と呼ばれていて、西洋料理の世界でもさらに広がって欲しい日本食材である。

乾しいたけもどうぞ

美広さんは乾しいたけも生産している。シイタケは乾燥させることで旨味成分が10倍増えるといわれている。ちなみに三大旨味成分は、昆布に多く含まれるグルタミン酸、鰹節や煮干しのイノシン酸、そして椎茸に含まれるのがグアニル酸だ。乾しいたけを冷水につけて冷蔵庫の中でゆっくり戻すのが旨味をさらに引き出すコツ。ダシをとっても良いし、具材として使っても良い。

 国産原木にこだわる、農薬・化学肥料は使わない、生産者も同じものを食べる。3つの心がけを美広さんは掲げる。

取材日 2018/7/4

記 事 福島征二

写 真 ミヤギナミエ

氏名 / ふりがな
渡邊美広 / わたなべよしひろ
生年
1969年生まれ
農家歴
18年(平成12年より就業)
前職 / 出身校
化学メーカーの研究職 / 鳥取大学農学部
組織名
高槻しいたけセンター
役職
代表
主な生産作物
しいたけ
JAエリア
JAたかつき
ホームページ
高槻しいたけセンター : https://www.kinokos.net/

高槻しいたけセンター

大阪府高槻市田能的谷2番地

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