世界最先端、オランダ式農業を大阪で実践。

丸山友規さん トウモロコシ

(まるやまとものり / ベジタブルファームマルヤマ)

  • 南河内
  • JA大阪南
  • トウモロコシ

人を育て地域を守る!

友規さんは、河南町に新規就農者を増やすための事業として「人を育て地域を守る新しいカタチの提案」をまとめた。提案は農業経営プランコンテスト「第2回おおさかNo-1グランプリ」でみごと準グランプリに輝いた。

河南町に新規就農者を引き寄せるためには、この壁を打破する仕組みを構築しなくてはならないと考えた。

そこで地域に余っている中古ハウスの部材やボイラーを流通させて新規就農者の設備投資費を抑制したり、雇用の受け皿や技術指導、シェアハウスの立ち上げまで、総合的に新規就農者を支援している。2025年までに新規就農者を25名増やすという夢に向かって着々と歩みを進めている。

農業もスマホの時代

ハウスの片隅に設置された液肥混入器はスマホのアプリで操作可能だ。水やりと肥料やりを同時に行い、栽培データの蓄積もできるため、これも新規就農者へのアドバイスに役立つという。地域に根ざした地道な活動をモットーとする友規さんだが、先進技術を農業に取り入れることで地域にイノベーションを起こしている。

そんな友規さんは本年、大阪府農協青壮年組織協議会委員長に就任した。JA大阪の青壮年代表、大阪府内の若手農家のパイオニアとして、全国に大阪農業の魅力を発信していくとのこと。試行錯誤しながらも、新たな取り組みに挑戦していく友規さんの姿勢は、都市農業の営みそのものである。今後の取り組みから、目が離せない。

取材日 2018/7/26

記 事 福島征二

写 真 平塚正男

氏名 / ふりがな
丸山友規 / まるやまとものり
生年
1981年生まれ
農家歴
14年(2004年より就業)
前職 / 出身校
南九州大学園芸学部
組織名
ベジタブルファームマルヤマ
役職
園主
主な生産作物
トウモロコシ / トマト / ズッキーニ / オクラ / パプリカ / アスパラ
耕地面積
50アール
JAエリア
JA大阪南
購入方法
直売所: 道の駅かなん : http://www.osaka-michinoeki-kanan.jp/

ベジタブルファームマルヤマ

大阪府南河内郡河南町

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