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子育てと大阪なすの、兼業農家
古川農園の大阪なすを包むパッケージ袋には4歳の息子の似顔絵がある。「僕は子育てと、兼業農家なんです」。
奥さんが朝早くに仕事に出かけなければならないため、雅英さんは朝5時半、従業員より一足早く畑へ出る。従業員が来る7時、自宅へ戻り、息子に朝食を食べさせ、保育園へ送って行く。保育園のお迎えも、雅英さんだ。週末は、奥さんにバトンタッチする。
「子どもができるまでは何でも自分でやらなきゃ気がすまなくて、人に任せることがなかなかできなかったんです」。変わったのは「子育てをするようになって」から。「かえって人に任せることができるようになり、楽になったし、うまくいくようになった」と言う。冬にはもう一人、家族が増える予定だ。
金剛山の伏流水、もみ殻たい肥で土づくり
古川農園は金剛山から流れる水のめぐみを受けており、もみ殻たい肥を基本とした土づくりやリサイクルたい肥を利用している。大型の施設栽培ではあるが、透過率の高いフィルムを使用することで太陽光に近い状態をつくっている。2019年今年は、冬場の仕事を作り出そうと、トマト、ミディトマトに加え、無加温の越冬で、ミニトマト栽培に挑戦しようと考えている。
決して現状に満足するのではなく、できることから始める。将来的には加温も想定して、ミニトマトにもとりくむ。そこへ大阪なすの促成栽培を加えて一年中、大阪なすを栽培して販売する「大阪なすを作りこなす」プランを着々と実現していきたいと言う。
加温期間は電気代等のコストがかかるが、通年出荷できれば、大阪なすの知名度は上がっていくはず。いつもの食卓に、シーズンを問わず大阪なすが並び、家族が笑顔になる野菜づくりをすることが、雅英さんのやりたい農業だ。農 is Life , 農 with Music!
取材日 2019/6/4
記 事 湯川真理子
写 真 柴田久子
- 氏名 / ふりがな
- 古川雅英 / ふるかわまさひで
- 生年
- 1979年生まれ
- 農家歴
- 17年
- 前職 / 出身校
- 桃山学院大学
- 組織名
- 古川農園
- 役職
- 代表
- 従業員
- 雅英さん、父親、従業員3名、パート3名
- 主な生産作物
- 大阪なす、大阪きゅうり、水なす、トマト他
- 耕地面積
- 6反
- 特徴
- 野菜の歌を作詞作曲、歌う農人であり、いつもの食卓に並び家族を笑顔にさせる野菜づくり
- 理念
- 農は生活すること人生そのもの 命を支えている誇りと責任
- JAエリア
- JA大阪南
- 購入方法
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イオン金剛東店、イオン金剛店、アグリかわちながの、生鮮市場richばんばん
阪急うめだ本店B2F 野菜売場、ぐるなび旬食ラウンジ、うめきた広場1F
<飲食店> 大阪産居酒屋 空 堀江店, 船場店、ポーノポーノ
- ホームページ
- 古川農園 : http://furunou.com/index.html
古川農園
大阪府富田林市龍泉