都市農業、挑戦の記録。

新型コロナウイルスの感染拡大は、大阪の人・街・暮らしにも大きな影響を与えてきました。そして、家庭の味や飲食店の逸品を支え続ける一次産業の農家においても、その影響は例外ではありません。コロナを通して農業や自給自足への関心がますます高まる今、やるやん大阪農業では、いろんな農家さんにご協力いただき、地元大阪野菜＆フルーツの食べ方をご紹介します。「いただきます！」がどんどん楽しくなる食生活で、より健康的に過ごし、心と体の免疫力を向上させていきましょう！
第1回目は貝塚で三つ葉（みつば）を作る川口農園の川口和弥さんです。

三つ葉（みつば）にはどんな栄養が含まれていますか？

三つ葉（みつば）はカリウムやβ-カロテン、鉄分が豊富で、栄養価の高さが特徴の野菜です。カリウムは高血圧、カロテンは動脈硬化などの病気予防に効果があると言われていますね。豊富な鉄分は肝臓にも優しいですし、貧血予防にも効果的だそうです。また、クリプトテーネンやミツバエンという香りの主成分は、食欲増進や消化促進だけではなく、神経を安定させる働きも。栄養価の高さはもちろんですが、実は癒やし系の野菜でもあるんです。
三つ葉（みつば）は日本が誇るハーブの1つなので、和食店はもちろん、最近ではレストランにもハーブとしてご提案し、サラダなどに使用していただいてます。ハーブサラダとしてもご提案しています。料理のトッピングから主役になる一品まで、いろんな食べ方が楽しめる国産ハーブと言えますね。

三つ葉（みつば）を栽培する上で大切にしていること

10年ほど前からエコ農園に取り組んでいます。農薬や化学肥料をほとんど使用していないので、純国産の三つ葉（みつば）として安全・安心に食べていただけることですね。
うちでは1反（300坪）の水耕栽培ハウスで8作～10作ほどを年中生産しており、タネの発芽作業から栽培、収穫、出荷まで家族総出で行っています。まさに、三つ葉（みつば）ファクトリーです。うちで採れたての三つ葉（みつば）を初めて食べた方は、みんながその風味の違いにとても驚かれますね。茎から葉っぱまで、丸ごと生のままでも美味しく食べていただけることが、丹誠込めて育てた結果だと思います。

川口さんオススメの食べ方はズバリこれ！
カンタン！お手軽三つ葉（みつば）しゃぶしゃぶ

＜用意するもの（１人前）＞
三つ葉、好きなお野菜：適量
お豆腐：1丁
豚肉：200g

～お出汁～
昆布：適量
めんつゆやポン酢などお好みのお出汁系調味料


＜作り方＞
①シンプルに昆布で出汁を取ります。ひと煮立ちしたら昆布を取り出します。

②具材を投入します。お肉の生身部分が見えなくなったら出来上がり！
三つ葉（みつば）は、サッと湯がく程度が食感も楽しめてオススメです。

③めんつゆやポン酢など、お好きなお出汁系調味料でいただきましょう。

簡単にできて、三つ葉（みつば）を美味しくいただけるベストレシピ！
シャキシャキの歯ごたえも残しつつ、素材の旨みや香りをしっかり堪能できます。暑い時期は冷しゃぶにしても絶品だと思うので、「お手軽三つ葉（みつば）しゃぶしゃぶ」を、ぜひお試しください。

川口さんオススメの食べ方はズバリこれ！
三つ葉（みつば）たこ焼き

＜用意するもの（30個ほど）＞
たこ焼きの粉：200g
水：250cc
卵：1個
紅生姜：適量
天かす：適量
三つ葉：1房
タコ：少量
味付けは、ソースやマヨネーズ、青海苔などお好みで。

＜作り方＞
ネギの代わりに三つ葉（みつば）を入れて焼くだけ。上品な風味と茎の食感が楽しめて、いつものたこ焼きがグレードアップする感覚です！
ソースではなくお出汁でいただいても、さっぱりして美味しいと思います。三つ葉（みつば）が苦手な子どもも、これならペロリと完食できるはずです！

川口さんよりコロナ禍応援メッセージ

「みんなが元気になる野菜を作るから、みんなは自粛を頑張って。
専門家の人たちも抗体の薬を作ってくれているので、コロナが収束する日を今は待とう！」

おいしい野菜をたくさん食べて、コロナ禍を元気に乗り越えていきましょう！（＾＾）

＜川口和弥さん関連記事のリンクはこちら＞
家族で連携、周年栽培。収穫量は、大阪一。http://yaruyan.adrec-sample.com/2392/