アメリカ研修とブルーベリーの恋。

山本真土さん ブルーベリー

(やまもとまさと / 山真農園 まーるいかんぱにー)

  • 南河内
  • JA大阪南
  • ブルーベリー

ブルーベリー狩りと特製かき氷で人気の農園

新たに購入した農地でブルーベリー園をはじめるが、真土さんにはフルーツ狩りに悲しい思い出がある。子どものころ家族でみかん狩りに行き、真土さんは「おじいちゃんの為に」と一生懸命みかんを収穫した。ところが真土さんが摘んだみかんは回収され、代わりにお土産袋に入ったみかんを手渡された。子ども心にこの体験はとてもがっかりした記憶として鮮明に残る。真土さんのブルーベリー園では、子どもたちに喜んでもらうために、伸び伸びと収穫してもらうことをモットーにしている。

自分で摘んだブルーベリーは、そのまま持ち帰ってもらうことが基本だ。主力のパウダーブルーのほか、20種以上のブルーベリーが味わえる農園とあって、たくさんの親子連れがブルーベリー狩りに来ていた。

もうひとつの人気の秘密が、農園特製の「ふわふわかき氷」だ。担当の留似さんがつくるかき氷は実に豪快。

氷を削り、ブルーベリージャムとヨーグルトクリームをかける。さらに氷を削り、またかける、その繰り返し。仕上げに生のブルーベリーをたっぷりと添える。鰻でいう「特上」や「二段重」のような豪華さで、かき氷を見て生唾を飲んでしまった。

ブルーべリーで愛される存在に

真土さんのブルーベリーは飲食店にも重宝されている。使ってもらうのが夢だったという富田林市内の「菓子工房yamao」では「ブルーベリーチーズカップ」になった。カフェ「キッチンブルドック」や「COCOne」、大阪狭山市の「ブランジェリーショコラ」でも使われているとのこと。

真土さんはこれから、農園「まーるいかんぱにー」を子ども連れの家族に、毎年訪れてもらえる場所にしたいという。夏、まーるいかんぱにーのブルーベリーとかき氷を食べながら、家族皆で去年の夏とその1年を思い出せるような、心温まる農園にしたいという。

取材日 2018/8/12

記 事 福島征二

写 真 ミヤギナミエ

氏名 / ふりがな
山本真土 / やまもとまさと
生年
1983年生まれ
前職 / 出身校
大阪府立環境農林水産総合研究所農業大学校
組織名
山真農園 まーるいかんぱにー
役職
園主
主な生産作物
ブルーベリー / 大阪なす / 海老芋
JAエリア
JA大阪南
購入方法
直売所: 山真農園 まーるいかんぱにー
<加工品> 菓子工房yamao / ケーキ : http://www.patisserie-yamao.com/
<加工品> ブランジェリーショコラ / パン : https://www.facebook.com/BoulangerieChocolat
SNS
Facebook : https://www.facebook.com/YamamasaNouen/
Twitter : https://twitter.com/yamamasa_nouen
blog : http://yamamasa-nouen.blog.jp/

山真農園 まーるいかんぱにー

大阪府富田林市西板持町1-37

1 2

この記事をシェアする