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枝豆パンが並ぶベーカリー「エルヴェ」
和晃さんの枝豆を使ったパンがあるという大阪市東住吉区湯里のベーカリー「Elever(エルヴェ)」へ。オーナーでありブーランジェでもある藤本佳緒利さんにお話を伺った。
佳緒利さんが吹田市のベーカリーショップ「ブーランジェリ ミル・ヴィラージュ (Boulangerie Mille Village)」で修業をしていた頃、時々、美味しいキャベツを納品しに来られる農家がいた。それが和晃さんだった。
2013年12月、偶然にも和晃さんの畑からクルマで10分強のところに、佳緒利さんが晴れてお店をオープン。野菜を納品してもらうことになったのは、自然の成り行きだった。
取材当日、店頭に並んでいたのは、もちもちのチーズパンにプリプリの枝豆がゴロゴロと入った「枝豆ポンデ」と大山スモークベーコンと枝豆がのった「枝豆スモークベーコンピザ」。
モチモチフワフワな生地に枝豆がひきたつ格別な美味しさには、思わず舌鼓。
「出口さんの枝豆を使ったパンは、とても美味しいと好評です。枝豆そのものも店頭で販売させてもらっています。畑から収穫したての美味しい農産物を直接、持ってきてくださるので、お客様からも喜んでいただいているんです。そして納品に来られた出口さん自身が、納品金額以上にパンやチーズケーキなどのスイーツを購入して帰ってくださる日もあるんですよ(笑)」。
「何でもやりますよ」
巷の情報によると、ある日の農家仲間が集まった交流BBQでは、和晃さんは「俺はもう野菜は食べ飽きた宣言」をして、ビールばかり飲んでいたと…。「いやいや、みんなが僕の話を面白く作って言うてるだけですよ(苦笑)」という和晃さん。根が優しい自然体の人柄が、皆に親しまれていることをよく表しているエピソードだ。
将来の夢はと聞くと「若い人にバトンタッチして、離島でのんびり過ごしたい」なんていう言葉が飛び出してきたが、平成29年度には、大阪府青年農業者会議(大阪府4Hクラブ)の会長を務めたり、レンコンの収穫体験イベントを開催したりもされている。
「今は、収穫体験はレンコンだけですが、ご要望があれば何でもやらせていただきますよ。うちの野菜やから食べたいと思ってもらえ、親しみを感じてもらえる農家を目指したいと思っています」。
【 取材者 】 中塚華奈
【 撮影者 】 柴田久子
【 取材日 】 2019年7月9日
- 氏名 / ふりがな
- 出口和晃 / でぐちかずあき
- 生年
- 1983年(35歳)
- 農家歴
- 14年(2005年より就農)
- 前職 / 出身校
- 大阪府農業大学校短期プロ農家育成コース
- 組織名
- シティファームデグチ
- 従業員
- ご本人+ご両親+パートさん一人
- 主な生産作物
- 枝豆、春キャベツ、ブロッコリー、ニンジン、レンコン、マコモダケ、難波ネギ、米
- 耕地面積
- 4ヘクタール
- 特徴
- レゲエを聴きながらエコ栽培に取り組む
- 理念
- 「安心と安全を未来に!」「地域の人から愛される農家になる」
- JAエリア
- JA大阪中河内
- 購入方法
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JA直売所「畑のつづき」 : https://www.ja-osaka-nakakawachi.or.jp/agri/direct.html
デイリーカナート松原店
ベーカリーショップ エルヴェ / パン屋 : https://ja-jp.facebook.com/elever.pan/
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シティファームデグチ
大阪府松原市三宅中