絆でみんなを笑顔にしたい、情報発信イノベーター。

辻井義隆さん パプリカ

(つじいよしたか / つじい農園)

  • 泉北
  • JAいずみの
  • パプリカ

SNFの結成とSNSによる情報発信・顧客獲得

義隆さんの呼びかけで結成し、会長職も勤め、3年前まで活発に活動していたグループがある。その名は「南大阪ネクストファーマーズ(SNF)」。コンセプトは「革新的な楽しい農業を南大阪から」。

メンバーは、南大阪(和泉、岸和田、河内長野、富田林、泉南)の若手農家、総勢20名。月一回の勉強会、農業体験イベントや収穫祭、マルシェなどを開催してきた。現在は活動を休止しているが、この仲間との出会いと絆は、義隆さんの行動の原動力になっている。

義隆さんはまた、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の一つであるフェイスブックを活用し、畑の様子やイベントの情報などを発信している。「アップした写真をみて、飲食店から注文が入ることがあるし、記事を読んで農業体験にきてくれるかたも結構おられるんですよ。」ホームページやショッピングサイトの情報発信は一方向だが、SNSは双方向。顧客の「いいね!」が新たな顧客の獲得につながることもある。

みんなを笑顔にする農園づくり

農産物の品質向上や販売促進と併行して、義隆さんが力をいれているのは、つじい農園を「みんなを笑顔にする農園」にすること。2013年より、農園でニンニクの植え付け&収穫体験、採れたて野菜でバーベキュー、もちつき大会、管理栄養士でもある奥様の協力でレシピなども発信している。

義隆さんには、次のような熱い願いがある。
*つじい農園の野菜がどうやって育っているのかを知ってほしい。
*採りたての野菜を五感で味わってほしい。
*農業の魅力や生産者の思いを知ってほしい。
*農園を新たな出会いやビジネスチャンスの機会を創る場にしたい。

ご先祖さまや家族との絆、元気な農家仲間との絆、その他のステークホルダーとのたくさんの絆で結ばれている義隆さん。「都市近郊にある農園だからこそ、いろいろな人をここで繋げ、その絆でみんなが笑顔になるコミュニティの場をつくりたいと思っています。」

「つじい農園」7代目のイノベーション。「絆」をキーワードにした新風が巻き起こっている。

取材日 2018/9/20

記 事 中塚華奈

写 真 柴田久子

氏名 / ふりがな
辻井義隆 / つじいよしたか
生年
1979年生まれ
農家歴
8年(2010年より就業)
前職 / 出身校
営業職 / 近畿大学
組織名
つじい農園
従業員
2名
主な生産作物
パプリカ、オクラ、茎ブロッコリー、ニンジン、カブ、柿、みかん
耕地面積
施設(ハウス)20アール、露地20アール(柿60アール、みかん40アール)
特徴
和泉市で七代にわたり受け継がれている歴史ある農家
理念
つじい農園は「笑顔になる野菜」をお届けします! みんなを笑顔にする農業を目指しています!
JAエリア
JAいずみの
購入方法
直売所: 愛彩ランド、ららぽーと和泉内のエーコープ、葉菜の森
ぐるなび旬食ラウンジ(グランフロント内)
SNS
Facebook : https://www.facebook.com/251356095298003/

つじい農園

大阪府和泉市久井町

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